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タバコの周囲への迷惑

<副流煙と主流煙>

タバコの煙には、主流煙(喫煙者がフィルターから直接吸い込む煙)と副流煙(火のついた部分から立ち上る煙)の2種類がありますが、この2種類がありますが、この2つの煙の性質には大きな違いがあります。副流煙は主流煙比べ、アンモニアを約46倍も含むために、よりアルカリ性となり、強い刺激症状があるうrに人体に吸収されやくなっています。有害物質も主流炎よりもはるかに多く、たとえばタール3.4倍、カドミニウム3.6倍、ベンツピレン3.7倍、ニトロサミン52倍といった具合です。                                                                        受動喫煙はさまざまな健康障害をひきおこします。タバコの煙に含まれるアンモニアなどの刺激物質が鼻や咽頭に達し、鼻や喉の粘膜に分布している三又神経を刺激した結果の反応として、のどの痛み・目の症状(痛み・充血・涙・まばたき)、鼻の症状(くしゃみ・かゆみ・鼻汁)、頭痛、咳きなどの急性影響をもたらします。これらの反応はタバコを吸う人より、タバコを吸わない人に強く出てきます。コンタクトレンズをしていると眼とレンズの間に粉塵が入り込み、かゆみがひどくなります。昼間の受動喫煙が夜明けや明け方の喘息発作の原因となることもあります。タバコの煙は喘息の直接原因物質ではありませんが、発作を誘発させ病気を長引かせるのです。                                          慢性影響では、受動喫煙にさらされていると肺がん・副鼻腔のガン・脳腫瘍・白血病・喘息や虚血性疾患・脳梗塞など生死にかかわる危険がもたらされます。                                                    1本のタバコの煙で即時に命を落とさなくとも、吸わされ続けることで病気になったり早死にするため、受動喫煙は緩慢なる他殺とも言われています。

< 受動喫煙による健康被害 >
 長年に渡って受動喫煙を受け続けると、主に次のような病気に罹ることがわかっています。
 ◆肺がん◆
 肺がんは、症状がでにくい病気だそうです。

 一日20本タバコを吸うご主人の奥さんが、受動喫煙により肺がんに罹る確率は、非喫煙者の奥さんの約2倍といわれています。

◆ 虚血性心疾患◆
 心臓の病気で冠状動脈の狭窄、閉塞などによって、心筋が酸欠状態になることにより引き起こされる、狭心症と心筋梗塞のことをいいます。


◆ 副鼻腔がん◆
 鼻の穴の奥に広がる、左右対称四つずつの空洞の部分にできるがんです。

 初期症状はほとんどなく、がんが進行すると鼻づまり、鼻汁、鼻血などの症状が出ます。


<受動喫煙による子供への影響>

胎児は、母親がたばこを1本吸うたびに息を止めているといわれています。そのため、早産、死産、流産が増えたり、先天異常の子供が生まれる危険度が高くなります。また、生まれてくる赤ちゃんも身長、体重ともに小さめ。もちろん、妊婦が吸わなくても、受動喫煙があるだけで胎児に影響があります。妊婦の前で夫が喫煙すれば、非喫煙者に比べて約5倍もニコチンを摂取していることになるからです。
胎児にとっては母親のお腹の中は密室。生まれた子供にとって、また両親にとっても一生取り返しのつかない悲劇を生まないよう、女性の喫煙や妊婦の前での喫煙は避けたいものですね。

◆子供のぜんそくもたばこのせい? 

ぜんそくは患者本人だけでなく、見ている家族もつらくなるほど苦しい病気。特に、小児ぜんそくの最大の原因は両親、家族のたばこが原因であると言われています。
アメリカのメイヨークリニックの調査によると、2~16歳のぜんそく患者400人のうち、家庭内受動喫煙がある場合は67%、ない場合は26%だったとか。
また、幼児期に副流煙を吸い込むと、肺炎や気管支炎など呼吸器疾患にかかる率が高くなる。その割合は、両親とも喫煙する場合、両親とも非喫煙の場合の約2倍以上高くなっているそうです。 子供をぜんそくにしないためには、少なくとも子供の前では絶対に吸わない、一緒にいる部屋や車の中、寝室などでは絶対に吸わないことが必要です。
 

◆様々な呼吸器症状が出現 

非喫煙者の両親の子供に比べ、父、母、あるいは両親共に喫煙すると家庭内の空気は汚染されやすくなります。
喫煙者の両親の子供は受動喫煙によって、新生児期に肺炎を起こしたり、呼吸障害による死亡の危険も増し、乳幼児期の咳・痰などの呼吸器症状の有症率が1.2~1.8倍高いという報告があります。
家族の喫煙と3歳児の気管支炎有病率を調べた調査では、家族に喫煙者なしの場合、有病率が1.7%であるのに対し、家族が1~20本吸う場合は2.8%、20本以上の場合は3.4%と、喫煙による影響が明らかになっています。
乳幼児期の呼吸器症状はこの期間にとどまらず、中学生ぐらいの年代まで存在するともいわれ、あるいは、家庭内で両親が喫煙する場合、5~9歳児の呼気流量が少ない傾向があるといった報告もなされています。
また、米国では、妊娠中や出産後の母の喫煙により、乳幼児突然死症候群(SIDS)の出現ひん度が高くなるという報告がなされています。
 
◆誤飲の危険性

急性ニコチン中毒の発生原因として、日常最もよく見られるのが、乳幼児による誤飲です。
1本のたばこは15~20mgのニコチンを含有しています。
乳幼児の致死量は10~20mgですから、たばこ1本分のニコチンをまるまる摂取すると極めて危険です。
実際には、たばこを飲み込んでもニコチンの催吐作用によって、たばこを吐き出してしまうので、重症となることはまれともいわれています。
それでも危険であることは明らかです。もしも子供が誤飲した時は、湯冷まし、牛乳などを飲ませて吐かせると効果的です。
大人の中毒量は1~4mg、致死量は30~60mgとされていますが、たばこ1本の喫煙では平均で3~4mg吸収します。